気が小さくていつも泣いていた男の子は、涙の数だけ誰よりもお友達に優しい卒園児となった。落ち着きのない子供だったけれども、みんなを引っ張って友情に厚い活動的な男の子になった。お母さん~、お母さん~と泣いていた女の子はどの子よりも面倒見のいい母性的な子になった。お友達がなかなかできない子も、思慮深く頭脳的にお友達を助けられるような小学生になろうとしている。
みんなみんなマリア幼稚園を卒園していった可愛い子どもたち、年少のころは欠点と思われたことがみんな良いところになっている。神様は君たちに本当に素敵な心を与えてくれたのだと思う。
「弱いところがあれば、全体がそれを補います。弱い部分こそ大切なのです」と聖書は教えています。弱いと思われたことがその子自身の人格形成に深く関わっているのだなぁと感じています。本来のものを捻じ曲げても自然ではないということを、子供たちからいつも学びます。その反面、少しでも立派に成長したいという期待が彼らの長所を伸ばしていきます。卒園してもマリアの子が世の中の光となるように願っています。神様から与えられたいのちと良き心を忘れずに頑張って下さいね。
別れの寂しさと入れ替わりに、新しいお友達が春日マリア幼稚園に入園致します。3年後、立派に育った卒園児の皆さんのように、一人一人が与えられた「良き心」と「成長する向上心」を引き出すべく奮闘する新学期が始まります。花開く桜と共に先生方や在園児たち・新入園児たちが躍動する春、春日マリア幼稚園の今後と子供たちの成長にご期待下さい。